LIFE LOG(浦和の民のblog)

浦和の民のblog

徒然なるままに約1000文字…金融兵士→見習いコンサルの金融系戯言録

収入が消えても融資契約はなくなりません〜かぼちゃの馬車から〜

こんにちは

 

本日はこちらの話題。

 

www.nikkei.com

 

一部引用します。

 

女性専用シェアハウス「かぼちゃの馬車」への投資トラブルで、大半の所有者に建設資金を貸したスルガ銀行は運営会社が実質的に破綻しても同行と所有者の融資契約は有効との認識を示した。運営会社からの賃料収入を返済原資にするしくみだが賃料の支払いは止まっているのにもかかわらず、所有者の返済義務は消えないと主張する。

 

1.そもそもローンとは

 

loanは直訳すると『貸付』『貸すこと』を意味します。ただ、日本国内では『定型化された融資商品』という意味で使われているケースが多いと思われます。

例えば、住宅関連のものを住宅ローンといいますし、学費関連のものは教育ローンとも呼ばれています。

 

同様に、ブライダルとかトラベルとか車とか使途を限定したものから、使途自由なものまでいろいろありますが、大半は機械的に審査が終わる定型的な融資商品がローンと呼ばれています。

 

恐らく今回の『かぼちゃの馬車物件』に対するアパートローンも基礎資料を基に、機械的に審査されていた業者提携ローンであったと想定されます。

 

2.ローンの仕組みを良く知った犯行

 

ここで問題となるのが審査が機械的であるというところです。
 

 

もちろん、途中人の手で入力作業とうはなされていますが、一度不正を見破れない審査プロセスであったのであれば、同じ不正が何度も通過してしまうことになります。
 
今回、収集した情報によると債務者の預金や年収資料が改竄されて銀行に提出されていたようです。
 
中でもスマートデイズが巧妙だった点は、前年度年収が確定する1月から自治体の課税証明書(前年年収等が記載)が発行される5月までの間に融資を完了させていたという点です。
 
そうすることによって、資料の矛盾に気付くことが難しくなるため、改竄の発覚を遅らせることができます。
 
ただ、本来審査プロセス等は外に漏れないものですので、今回は銀行側の審査手法が全て外部に見透かされていたという点で、銀行側にも過失があったといえますが・・・。
 
 

f:id:urwts:20180417160337p:plain

 

3.ただし、借りたら自己責任

今回の件、銀行側の貸し手責任を追及する世論に応えるべく、スルガ銀行側が発したコメントだと推測されますが、もちろん債務者には返済が義務付けられています。

 

年収資料等を提出して審査が進んでいる時点で、金融機関は賃貸事業が傾いた場合、補填原資として債務者の給与をあてにしています。

従って、返済原資(家賃保証)がなくなったとしても、返済義務はなくなりません。

他の収益から返済を進め、厳しい場合は破産等の法的整理を検討する必要があると考えます。

 

今後こういったサブリースの解除問題は人口減少に伴い、多くのハウスメーカーが直面すると想定されますので、運営会社やサブリースに依存しない、物件そのものの特性を十分検討した上で、効率的な資産運用をオーナー様には心がけてもらいたいです。

 

本日はこれまで。

 

顧客本意について以前書いたものがありますので、お時間があればお立ち寄り下さい。

 

urawanotami.hatenablog.com

 

 

もしよろしければクリックお願いします。

にほんブログ村 企業ブログ 金融・保険業へ

にほんブログ村

にほんブログ村 経済ブログ フィンテックへ
にほんブログ村