こんにちは、うらわの民です。
ちょっと最近仕事をしていて思うことがあったので、つらつらと書いていきます。
基本的には新卒でコンサル業界入ろうか悩んでいる方向けに書こうかと思います。
私はコンサル新卒で入るのはおすすめしないっす。
確かに入ってくる人は「優秀」なんだが、「勝手に育て」っていう教育方針に馴染めない「優等生型優秀」な人がどんどんつぶれていく。
なので、基礎的なタスク管理等のスキルはリソース的に余裕がある事業会社で学んでから入る方が良いと思う。— うらわの民 (@urawanotami1) 2025年2月14日
- 1. はじめに:コンサルティング業界の現実
- 2. 「優秀」なだけでは通用しないコンサル業界
- 3. コンサルの現場主義:なぜ『勝手に成長しろ』なのか?
- 4. 基礎的な社会人スキルはどこで身につけるべきか?
- 5. まとめ:後悔しない選択のために
1. はじめに:コンサルティング業界の現実
「知的労働の最前線」「高収入」「多様なキャリアパス」等々、文系上位層の学生にとって、コンサルティング業界は華やかなキャリアパスとして魅力的に映るかもしれません。しかし、実際にはそんな明るい世界ではないのが現実です。
プロジェクトの成否はクライアントの業績に直結するため、コンサルタントには常に結果が求められます。
それはクライアントから直接求められるだけでなく、上位層からも『バリューを出せていますか?』と常にプレッシャーをかけられる環境です。
新卒でコンサルティング業界に飛び込む前に、これらの現実を理解しておくことが大切です。
2. 「優秀」なだけでは通用しないコンサル業界
コンサルタントに求められるのは、単に「優秀さ」だけではありません。
言われたことをそつなくこなせる能力は必須ですが、それだけではコンサル業界で活躍し続けることは難しいでしょう。
なぜならばコンサル業界は常に変化し続けています。クライアントの課題も、市場の動向も、そして求められるスキルも、常に変化し続けます。そのため、コンサルタントには、状況に応じて柔軟に対応できる適応力が求められます。
また、コンサルタントは、クライアントやチームメンバーと協力してプロジェクトを進める必要があります。そのため、自ら考え、行動する主体性が不可欠です。
3. コンサルの現場主義:なぜ『勝手に成長しろ』なのか?
コンサルティング業界では、「現場主義」という言葉がよく聞かれます。これは、実戦経験を通して成長を促す文化を指します。少数精鋭でプロジェクトを回す必要性から、新卒だろうと即戦力として扱われるため、十分な教育体制が整っていない場合もあります。
そのため、入ったはいいものの「勝手に成長しろ」という風潮が生まれます。もちろん、コンサルティング業界が冷酷なわけではありません。しかし、OJTにはコストがかかるため、新米コンサルタントに十分な教育機会を提供できないという側面もあります
4. 基礎的な社会人スキルはどこで身につけるべきか?
コンサルタントには、高度な問題解決能力だけでなく、基礎的な社会人スキルも求められます。例えば、コミュニケーション能力、プレゼンテーション能力、資料作成能力などです。
上記の通り、コンサルティング業界では、新卒であろうと即戦力として期待されます。しかし、最初の数ヶ月で十分な評価を得られない場合、その後のキャリアに悪影響が及ぶ可能性も否定できません。
そのため、私は事業会社で基礎的な社会人スキルを身につけることを推奨します。
事業会社では、OJTや研修を通じて体系的にビジネスの基本を学ぶ機会があります。また、現場もある程度の人数を抱えているため、ある程度じっくり育成するための余白があります。そのため、基礎的なスキルを身につけた上でコンサル業界に進む方が、よりスムーズに適応できるでしょう。
3年程度の事業会社での経験は、コンサルタントとしてその後活躍するための大きなアドバンテージとなると個人的には考えます。ですので、新卒でコンサルに入る以外のキャリアパスも検討することを視野に入れることも重要です。
5. まとめ:後悔しない選択のために
新卒でコンサルを目指すあなたは、本当にコンサルで成し遂げたいことは何か?、どのようなキャリアパスを描きたいのか?、そして自分の強み、弱みを客観的に把握する必要があります。
コンサルティング業界は、決して安易な道ではありません。
しかし、現実を理解し、自分のキャリアプランに合った選択をすれば、大きな成長とキャリアアップが望める魅力的な業界です。
後悔しない選択をするために、コンサルティング業界について深く理解し、自己分析をしっかりと行うようにしましょう。
長くなりましたが本日はこれまで。
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