ご無沙汰しております。うらわの民です。
最近更新をかなりサボっておりましたが、たまには少し書いてみたいと思います。
AIが無限に記事を生成する時代でどれくらい価値があるのかは疑問ですが、しばらくは続けていきます。
前置き
「確定拠出年金?あー、iDeCoっすね。老後のための、なんか堅実なやつでしょ?」
そう思ったあなた、正解です。間違ってはいません。
ただ、もう少し理解を深めると、インフレ時代にこそ真価を発揮する「攻めのツール」であることがわかります。 その正体が、「税の繰り延べ効果」です。
「3つの税制優遇」をおさらい
まずは基本から。
確定拠出年金には、みなさんが知っている3つのメリットがあります。
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掛金が全額所得控除
毎月の掛金は、まるっとあなたの所得から引かれるんで、所得税と住民税が安くなります。これはシンプルなメリットです。 -
運用益が非課税
株式や投資信託で運用して、もし利益が出ても、その利益に一切税金がかからない。普通なら約20%取られる税金がゼロです。 -
受取時にも税制優遇
60歳以降で受け取るときも、一時金なら「退職所得控除」、年金なら「公的年金等控除」っていう、これまた税金の優遇措置が受けられます。
このうち、特に大事なのが「掛金控除」と「受取時の優遇」の合わせ技です。
本題:インフレ時代の「税の繰り延べ」とは?
最近の日本はようやくデフレから脱却し、インフレに突入しています。
「インフレ」は、物価が上がってお金の価値が下がる現象。
例えば、今日100円で買えるものが、将来は200円出さないと買えなくなる、みたいな。 確定拠出年金は、このインフレの性質を逆手に取っているともいえます。
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価値が高い「今のお金」で税金を払わない
現役時代、あなたが汗水垂らして稼いだお金は、今、購買力が一番高い状態です。その貴重なお金で、所得税を払わずに済ませます。 -
価値が下がった「将来のお金」で税金を払う
確定拠出年金で積み立てたお金は、将来受け取るときに税金がかかる可能性があります。でも、その頃にはインフレでお金の価値自体は下がっている。
つまり、価値が高い「今のお金」を温存して、価値が目減りした「将来のお金」で税金を払うという、効率的な戦略が成立します。
他方、「あまりに運用がうまくいきすぎて、将来税金がかかると心配」という方もいるのは事実です。
ただ、たとえ将来、受け取るお金が退職所得控除額を超えて税金がかかったとしても、その頃にはお金の価値が下がっているので、実質的な税負担は軽くなる可能性が高いといえます。
もちろん、このメリットは現在の税制を前提とした話です。
近年、退職所得控除の見直しなども議論されているように、将来にわたって税制が有利なままである保証はありません。
しかし、だからといって税制優遇のない口座で運用を続けるよりは、確定拠出年金を利用する方が、現時点でははるかにメリットが大きいのは事実です。このリスクを理解した上で、制度を賢く利用することが大切です。
ちなみに、デフレの時はどうなるか?
誰しも考える質問です。
逆にデフレ(お金の価値が上がる)の時は、この「税の繰り延べ」の価値は逆作用します。将来払う税金の価値が上がってしまうからです。
それでも、個人的には確定拠出年金は使うメリットの方が大きいと考えます。
なぜなら、掛け金が所得控除になるという最大のメリットは、デフレだろうがインフレだろうが、いつだって変わらないからです。
長期的に見れば、インフレとデフレを繰り返す可能性が高いので、どちらの状況でもメリットを享受できる確定拠出年金で資産形成をするのは、賢い選択と言えます。
まとめ:確定拠出年金は戦略的なツール
確定拠出年金は、単に老後のために貯金するツールではありません。
「税の繰り延べ効果」という特性を使って、インフレやデフレといった経済の波を乗りこなし、購買力を守りながら資産を増やすための、戦略的なツールと考えられます。
本来ならここからどこかのサイトに誘導して小銭を稼ぐのがブロガーの性質なんでしょうが、あまりやりたくないのでこれくらいにしておきます。
長くなりましたが、本日はこれまで。