こんにちは
本日はこんな話題。
さて何でこんなことが起こってしまったのか、なんとなくですが考えました。
1.スポンサーに頼らざるを得ないサッカー協会
下記に平成30年の収支予算書を貼り付けます。
http://www.jfa.jp/about_jfa/report/PDF/30_yosan.pdf
だいたい年間の収入が200億円位です。
因みにJリーグ1の集客力を持つ浦和レッズの2016年度の年間営業収入が66億ですから、それの約3倍です。
その200億の半分の100億円は事業関連収益が占めています。
この事業関連収益の内訳は示されていませんが、いわゆるスポンサーからの協賛金です。
日本代表チーム スポンサー決定について | JFA|公益財団法人日本サッカー協会
オフィシャルパートナー(キリンビール株式会社、キリンビバレッジ株式会社、キリン株式会社)
オフィシャルサプライヤー(アディダス ジャパン株式会社)
サポーティングカンパニー(株式会社朝日新聞社、株式会社クレディセゾン、株式会社ファミリーマート、日本航空株式会社、株式会社みずほフィナンシャルグループ、MS&ADインシュアランス グループ ホールディングス株式会社)
まぁここら辺からのお金です。
特にアディダスは代表のスポンサード以外にも選手へのスポンサードもやっておりまして、代表の10番は原則アディダス着用選手みたいな噂もチラホラ。。。
加えて、日本代表はテレビ朝日がほぼほぼ独占して放映権を取っておりますので、そのあたりの収益もライセンス料として入ってきていると想定されます
2.代表選考にまで口が挟まれている可能性
ここからは個人的な意見ですが、今回の更迭の裏には政治的な判断があったのではと考えます。
協会運営はスポンサーからの資金拠出に頼っている=言いなりともいえます。なぜならば、サッカー協会事業を存続させる為には、彼らから資金を拠出し続けてもらわなければならず、彼らの意志を最大限尊重する必要があるからです。
香川や清武らアディダス組が落選し、プレミア制覇経験者の岡崎やメディア受けの良い本田が選ばれ続けない状況で、W杯に臨むことはなんとしても避けたかったのでしょう。従って、協会内部から昇格人事でとりあえずはスポンサーを立てようといったところではないでしょうか?
3.ビジョンのない監督人選の見直し
ただ、今回を乗り切ったところでまったく意味がないと考えます。
W杯ごとに新しい監督、新しいサッカーに取り組む場当たり的な人選では、日本サッカー界の資産として積上げが少ない為、長期的な日本サッカーの強化は見込めないでしょう。
現在日本代表のサッカーを見ていると完成度は過去最低であるので、とりあえず善戦したといえるレベルまでチームを作ってくれることを西野さんには期待したいと思います。
本日はこれまで。
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