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徒然なるままに約1000文字…金融兵士→見習いコンサルの金融系戯言録

SNS時代のエコー・チェンバー現象について考える(雑感)

こんにちは

浦和の民です。

 

本日はこちらの話題。

 

エコーチェンバー現象と聞いてピンとくる人、こない人それぞれだとは思いますが、なんとなく思うことをつらつらと書いていきたいと思います。

 

 

 

そもそもエコーチェンバー現象とは

 

wikipediaがソースとして適切ではないと認識した上で、以下のような内容です。

エコーチェンバー現象 - Wikipedia

 

読んでいただければわかるように、「同じ意見を持ったコミュニティの中で自分の発した意見が、肯定・承認されることで、どんどん増幅・強化される現象」のことを言います。

 

まるで残響室(エコー・チェンバー)で自分が発した音が四方八方から跳ね返ってくる状況を比喩に使ったうまい言い回しですね。

 

現代のSNSとの関係

 

この現象はインターネットの発達でより顕在化する問題だと考えています。

 

LINE、facebook等のクローズドなコミュニケーションSNSではグループが形成され、意見が合う人間が同意、賛同することで、自身の意見がたとえ社会的にはマイノリティだとしても、マジョリティだと錯覚することも出てきます。

 

また、これはTwitter等のオープンなSNSを利用している場合も起き得るものです。

 

例えば興味のある発言をしている人をフォローし、その逆をリジェクトし続ける人がいた場合、彼のTLに流れる発言は彼の考えに似通った心地の良い話題で溢れ、また彼の発言も同様の考え方を持った人に共感・拡散される彼中心の小世界が誕生します。

 

 

現象を加速させる外部環境の変化

 

この流れは社会の変化に伴って加速していくと考えています。

高等教育からが当たり前だった「受験」によるセグメント化は、中等・初等教育へと開始される年齢の低下がみられ、より早期に似た環境で育った子供が集まりやすい環境ができつつあります。

 

また、ITプラットフォーマーは利用者より利用者自身のことをよく知るようになるため、興味のありそうな論調のニュースをパーソナライズ、フィルタリングして提供されるようになってきています。

 

そうなると社会的な流れや技術革新によって、似通った考え方を持つ人間が周りにいることが普通な世の中が誕生しそうな気がします。

 

そんな社会でどのように生きるべきか?

 

ITプラットフォーマーの躍進によって、既に彼らの方が自分のことを自分以上に知っている存在になりつつある現代において、それに抵抗して生きるのは現実的ではないと思います。

 

従って、時に逆説的な意見を言っている人の考え方を聞くという運用で解決する。それが面倒な方は、フィルタリングをかけてくれるAIを自身のそばに置くといった技術で解決するというような考え方があると思います。

 

エコーチェンバー現象が全て悪いわけではありませんが、周囲でもそのような考えに陥っている人が多く見受けられるため、自戒の念を込めてつらつらと書きました。

 

まとまっていませんが本日はこれまで。

 

金融人材こそITリテラシーを上げるべき~7pay騒動から考える~

こんにちは 

 

 

浦和の民です。

 

本日は表題の件について。

 

 

こちらについて思ったことをつらつらと書きます。

 

 

共通言語で話せない営業部門とシステム部門

 

今回の問題はまさしくこれだと思っています。

 

事件を詳しく読んではいないのですが、PWを容易に変更可能であったため、その穴を突かれ被害が拡大したようです。

 

起こった事象を検証すればどこに脆弱性があったのかは一目両全ですが、事前に導入するサービスがどのサービスと連携しているか等を整理するのはシステム導入おいて一般的です。

 

結局のところ経営・営業部門のプライオリティが増税に係るキャッシュレス認定事業者になる、ファミマに遅れないことであり、テストやチャネル分析、脆弱性分析が軽視されてしまった結果だと思います

 

 

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ではどうやって防ぐか?

 

恐らく日本的なセクショナリズムが営業部門とシステム部門間にあり、共通言語で話せなかったことが原因の根本だと考えます。

 

ただ、コミュニケーションを取ったところで、文系出身、営業たたき上げの人間がシステム部から上がってくる提案の良し悪しを監査するだけの理解力がないのが金融機関の現状です。

 

このような状況だからこそ金融機関で生活していこうと考えている方は毛嫌いせずにIT・システムに関する知識を蓄えることが重要と考えます。

 

もし、それが社内で評価されなくとも、金融事業に参入しようと考えている事業会社への転職は容易になるでしょう。金融機関で培った法令順守の意識は金融外の事業会社のそれと比較すると間違いなく高いはずです。

 

 

あまりまとまっていませんが、何が言いたいかというと、金融機関でお勤めな方は、文系出身だからと毛嫌いすることなく、金融機関の自社システムに興味を持ち、知識を身に着けることを強くお勧めします。

 

本日はこれまで。

 

 

 

スコアリングエコノミーの到来~リアル「翔んで埼玉」が生まれる?~

こんにちは

浦和の民です。

 

本日はこちらの話題について。

 

 

ついに国内コミュニケーションツールで圧倒的なシェアを持つLINEがスコアリング事業への本格参入を決めました。思うところをつらつらと書きたいと思います。

 

 

スコアリングの普及が解決するもの

 

簡単にローンやサブスクが受け取れるということもあるでしょうが、結局は信用を付与することが一番の機能ではないかと筆者は考えています

 

現状提供されている、「メルカリ」や「Uber」で利用者がサービス提供者を採点する仕組みを横串で測れるようになる意味は大きいと思います。

現時点ではそれらのサービス内における利用者の振る舞いは判別できますが、それは1サービス内のみの振る舞いであってその人の全容を表しているわけではないため、極端な話をすれば別のサービスでも同様の行動を取る保証はどこにもありません。

 

その点、LINEのようなコミュニケーションを起点にあらゆるサービスを提供するプラットフォーマーのスコアリングはある種その利用者に対してお墨付きを付与する役割なるため、経済活動をより円滑に進めることが可能になると考えます

 

銀行が預金を預かり、その資金を誰かに貸すことで通貨を生み出す仕組みを"money creation"=「信用創造」といいますが、プラットフォーマーによるスコアリングの付与こそ、次の時代の「信用創造」になるのではないかと筆者は考えています

 

スコアリングが変える人間の行動

 

個人に付与されるスコアリングは人間の行動まで変えてしまうでしょう。

 

現にアリババによる芝麻信用が普及している中国では、スコアリングを悪くしないようにヒトは振る舞いを変えています。

例えば、シェアリング系のサービスを丁寧に利用する人が増えていますし、アリババ内の小口融資の返済不履行は1%未満と低くなっています。

 

中国国内のようにスコアリングがヒトの振る舞いを変えるほどの力を持つことで、日本人の文化そのものを変えることも可能かもしれません。

 

例えば、電子決済を利用する人間のスコアが上がりやすい傾向にあれば、経産省が提示しているキャッシュレス比率の80%を達成することも容易になるかもしれません。

また、日本では全く根付いていない寄付行為についても、評価を上げるようにロジックを設定すれば、政府を介さずに富の再分配が行われ、多くの社会問題を解決に導くこともできるかもしれません。

 

それほどにスコアリングを中心とした経済圏が形成されることによるインパクトは大きいのです。

 

 

普及にあたって直面するであろう課題

ただ、スコアリングが普及する上で直面するであろう課題は何点か挙げられます。

一つは、経済的格差を助長する可能性が考えられます。

スコアの低い層が、スコアを上げるために収入増加させようと思っても、思うような職に就くことができなかったり、事業を起こそうにも資金調達が思うようにいかなかったりと、負のスパイラルが発生し、一度はまると抜け出せなくなるでしょう。

 

加えて、差別やスコアリングハラスメントが発生する可能性も考えられます。

人間関係評価の延長線上で、出身学校やひいてはどこ生まれかがスコアに考慮されるような場合、東京出身がエリートである一方、別の地域出身であるがゆえに

「埼玉県民にはそこら辺の草でも食わせておけ!!」

とか

「埼玉なんか言ったら口が埼玉になる」

とか言われるもしれません。 

 

これはあえてデフォルメしていますが、ハラスメントや小さな差別が生まれる可能性は十分に存在していると考えます。

 

最後に

上記のように社会を大きく変える可能性のあるスコアリングですが、ヒトの行動を変えるほどの影響がある大変繊細なものです。

 

それゆえに、運営事業者は高い倫理性を持ち、公共の福祉に資する活用していただき、政府も規制整備やセーフティネットの拡充等を併せて検討してもらいたいと思います。

 

長くなりましたが、本日はこれまで。