こんにちは。
うらわの民です。
弊ブログで一番アクセスされているのが、実は資格関連の記事なのですが、過去受けたCAMS(公認AMLスペシャリスト)資格の更新を昨年しましたので、ざっとそのやり方をメモしておこうかと思います。
1.資格概要と有効期限
3年前の記事にも記載しましたが、振り返りとして引用します。
AMLに関連する国際資格です。世界で40,000人超が保有しており、各地域で支部等が運営され、日夜オフィシャル・アンオフィシャルにAML/CFTに関する情報交換が行われています。
さて、2020年12月に合格した私ですが、この資格、有効期限があります。
変化を続ける金融犯罪に対応するため、スペシャリスト認定資格の保有者には3年ごとの資格更新が条件として設けられています。更新は、資格保持者の継続的なスキル向上につながります。
したがって2023年12月が更新期限でした。
2.更新時必要となる要件
また、更新にあたっては、3つ要件があります。
資格の維持
3年間資格維持する必要があります。1年345ドル(約54,000円)、3年まとめて払って825ドル(約129,000円)です。
継続的履修ポイント
実務経験、セミナー等で60単位取得が必要です。なお、内訳があり、会員資格、職歴、トレーニングの3種類です。
会員資格 12単位
上記の「資格の維持」で3年間更新すれば4単位/年×3年で12単位が自動で取得できます。
職歴 24単位
こちらもフルタイムの仕事でAML/CFTに関する業務経験があれば、8単位/年×3年で24単位が取得できます。
トレーニング 24単位 ※これが大変
2つは簡単に満たせますが、トレーニングだけは頑張らなければいけません。
概ね1単位/時間なので、正味24時間はセミナーを受けましょう。
所属企業が援助してくれるのであれば、海外のカンファレンスでガッツリ、や2時間の有料セミナー等でサクサク取れるかもしれません。
ただ、基本は日本語の無料セミナーを頑張って探しながら、暇なときに英語の無料セミナーを探して聞くのがメインになると思います。(なお、筆者の英語レベルは日常会話レベルなので辛い。。。)
資格更新費用の支払い
更新には費用がかかります。早期申込みで200ドル(約30,000円)です。。。
3.まとめると。。。
更新には24時間の研修受講と1,025ドル(約160,000円)の支払いを3年毎に実施する必要があります。
なお、実態ですが、24時間の受講をすべて日本語で受講しようとすると、おそらく無料研修が足りないため、数万追加で払う必要があります。
ただ、研修後に更新試験等はないため、そこまで英語ができなくても研修をある程度理解することができれば、英語の研修を受講することをおすすめします。
高価な資格なので、それに見合った価値を提供しなければ、、、と思いながら、日々研鑽に励んでいるところです。
これから資格取得をしようとしている方はある程度負担が生じるため、現在所属している会社の資格取得、更新の支援制度等を確認することをおすすめします。
長くなりましたが本日はこれまで。