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CAMS(公認AMLスペシャリスト)資格更新について〜3年間を計画的に〜

こんにちは、うらわの民です。

当ブログで最もアクセスが多いのが、実は「資格関連」の記事です。

特に「CAMS(公認AMLスペシャリスト)」については、取得後の維持管理について気にされている方も多いようです。

私は2020年に取得し、昨年(2023年)無事に初回の資格更新を完了しました。
今回は、これから取得を目指す方や更新を控えている方向けに、「実際の更新手続きとコスト感(維持費)」について、実体験をベースにメモしておきます。

▼合格体験記はこちら

www.urawanotami.com

1. 資格概要と有効期限のルール

まず前提として、CAMSは「一度取れば一生有効」な資格ではありません。

ACAMS(公認AMLスペシャリスト協会)の公式サイトには以下のように明記されています。

変化を続ける金融犯罪に対応するため、スペシャリスト認定資格の保有者には3年ごとの資格更新が条件として設けられています。更新は、資格保持者の継続的なスキル向上につながります。

スペシャリストレべルの認定資格の更新 | ACAMS

つまり、合格した年の年末から起算して「3年ごと」に更新手続きが必要です。
(私の場合、2020年12月合格のため、2023年12月が初回の更新期限でした)

2. 更新に必要な「3つの要件」とコスト

更新をクリアするためには、期間内に以下の3つのハードルを越える必要があります。

① ACAMS会員資格の維持(年会費)

資格を維持するためには、ACAMSの会員であり続ける必要があります。
これが地味に高いです。

  • 単年払い:$345 /年
  • 3年一括払い:$825 /3年(少しお得)

円安の影響(1ドル150円換算)もあり、3年分で約12万円〜13万円かかります。
※民間企業(Private Sector)の場合の価格です。公共部門は異なります。

② 継続的履修単位(CAMSクレジット)の取得

これが実務的に一番のハードルです。
3年間で合計60単位(クレジット)を取得し、申請する必要があります。

内訳は以下の3カテゴリーです。

A. 会員資格継続(最大12単位)

上記の「会員資格」を維持していれば、年間4単位×3年=12単位は自動的に付与されます。

B. 職歴(最大24単位)

金融犯罪対策(AML/CFT)に関連する業務に従事していれば、年間8単位×3年=24単位が認められます。
(申請時に、所属企業の証明が必要になる場合があります)

C. トレーニング(残りの24単位) ※ここが勝負

上記のAとBで36単位は埋まりますが、残りの24単位は、セミナー受講などの「学習(トレーニング)」で稼ぐ必要があります。

概ね「1時間のセミナー=1単位」なので、3年間で正味24時間の講義受講が必要です。

【どうやって稼ぐか?】

  • 有料セミナー:会社が費用負担してくれるなら、ACAMS主催のカンファレンスや有料ウェビナーで効率よく稼げます。
  • 無料セミナー:個人の場合、ACAMS公式サイトの無料ウェビナーを探すことになります。日本語の無料コンテンツだけでは数が足りなくなる可能性があるため、「英語のウェビナー」も積極的に受講していく必要があります。

③ 資格更新費用の支払い

上記の単位を揃えた上で、最後に「更新手数料」を支払います。

  • 通常価格:$250
  • 早期申込割引:$200(期限の数ヶ月前までに申請した場合)

ここでも円換算で約3万円〜4万円の出費です。

3. まとめ:CAMSはお金と労力がかかる

3年間の維持コストを合算すると、以下のようになります。

  • 金銭的コスト: 会員費+更新費 ≒ 合計 $1,000〜$1,100(約15〜17万円)
  • 時間的コスト: セミナー受講など 24時間以上

これが「3年ごと」に発生します。

実態として、24時間のトレーニング単位をすべて日本語の無料教材だけで賄うのは難易度が高いです。不足分を補うために、英語のウェビナーを受講したり、場合によっては数万円の有料セミナーを自腹で受ける必要が出てくるかもしれません。

これから取得される方へ

非常に権威性のある資格ですが、維持費も「国際規格」です。
個人で負担するには重たい金額ですので、現在所属している会社に「資格取得・維持費用の支援制度」があるかを必ず確認することをお勧めします。

会社負担であれば、これほど実務の証明になる資格はありません。私も引き続き、コストに見合う価値を提供できるよう、日々の研鑽(と英語学習...)に励みたいと思います。

長くなりましたが本日はこれまで。


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