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浦和の民の金融blog

徒然なるままに約1000文字…金融兵士→コンサル戦士による金融系戯言録

銀行口座を保持することが大変になる時代~ついにFATFがくるぞー~

こんにちは

 

浦和の民です。

 

本日は表題の件。

 

週明けからFATFが日本の審査にやってきます。

結構いろんな影響があるんですが、金融界隈でもいまいち盛り上がってないので、ちょっと思うところを書いていきたいと思います。

 

 

 

そもそもFATFって?

 

FATFは「マネーロンダリングに関する金融活動作業部会」の略です。

マネーローンダリング、テロ資金供与の国際基準の策定や監査を行っています。

 

審査の対象となるのは銀行等の事業者に加え、国も審査の対象になります。

事業者は金融機関以外にも非金融事業者として宅建業者や弁護士や会計士等も実は対象だったりします。

 

 

日本の対応は後手後手

 

前回2008年の第3次審査において、日本は多くの不備事項を指摘され不合格の認定を受けました。

それに加え、2014年には不備事項の改善がなされてないという声明まで食らってしまい、国際的にマネーローンダリング・テロ資金供与対策が遅れている国として、認知され始めています。

銀行の方であればなじみが深いと思いますが、犯収法の改正による取引時確認の義務化なんかも、その声明を受けての動きですね。

 

また、金融庁主導で取り組みが進んでいる銀行に比べ、新興企業の多い資金移動業や仮想通貨交換業、また管轄が違う不動産や各士業については、対応が遅れており国内全体でのAML/CFTレベルは先進諸国に比べるとまだ追いついていないように思われます。

 

 

今回審査の見込みは?

筆者の私見ですが、今回の審査もおそらく不合格になると思われます。

他の国でも指摘されている事項として、PEPs(要人等)の管理が上げられます。

当局のガイドラインでもPEPsへの言及はありますが、基本的には外国PEPsに限ってリスクがあるとしています。

 

ただ、大臣職の贈収賄事件が近年何度も取りざたされている国内において何故外国PEPsだけに限ってリスク高としているのか、、、というようにかなり突っ込みどころが多い法整備の状況です。

 

また、当局の担当者も外部からの人間で固められていてしっぽ切りの用意が進んでいるとかいないとか・・・(ゲフンゲフン)

 

 

それによる消費者への影響は?

 

審査に向けて厳しくなっている本人確認・口座の途上管理について、おそらく審査を受けて更に強化されるでしょう。

となると事務の手間は、今までの比では無いほど増えるため、銀行口座を開設する時間手間がかかるようになったり、口座維持手数料の議論が更に進んだりすることが予想されます。

 

したがって、今回の審査結果はおそらく来年出ると思いますが、消費者にとっても実は大きな影響がある事象ですので、注意深くウォッチすることが賢明と考えています。

 

本日はこれまで。